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森 弘道 さんの投稿

 迎賓館の見学に行ってきました

森 弘道      

 今年の4月頃だったでしょうか、当ホームページで、迎賓館見学を紹介した來山征士さんからの短信を拝見し、ダメモトで申し込んでみました。ところがラッキーなことに、8月29日の分が当たりました。家内と二人で張り切って出かけました。当日は時たま雨がぽつぽつという天気でしたが、あまり暑くもなく、館内はもちろん、庭園も気持ちよく見学できました。

 迎賓館は、明治42年に東宮御所として建設され、後に赤坂離宮と呼ばれるようになったネオバロック様式の宮殿建築です。実際には皇室の利用はほとんどなく、戦後は国会図書館とか内閣法制局とかいった行政用に使われ、一時は東京オリンピック組織委員会がここに置かれたそうです。その後、国の迎賓施設とするべく大規模な改修が行われ、昭和49年に完成しました。三度に及ぶ東京でのサミットも、ここが舞台となりました。平成になってからも大規模な改修があり、平成21年に現在の姿となり、この年、創設当時からの建物、正門、主庭園の大噴水が国宝に指定されたそうです。

 全く予備知識もなしで出かけたのですが、白く塗装された鉄柵による正門、そして建物の正面はまさにバッキンガム宮殿といった面持ちで、その威風に圧倒されました。館内は、中央に赤絨緞が敷かれた大階段、上りの際には朝日の絵、下りには夕日の絵を仰ぐ趣向となっています。階上には4つの大広間があり、それぞれ趣きを異にした西洋宮殿風の内装が施されています。まさにヴェルサイユやシェーンブルンの世界です。明治時代、世界に追い付き、追い越せと、積極的に西洋文明を取り入れ、それを模倣した時代だからこそできた建築とつくづく思いました。しかし、部品を輸入して組み立てた数多くの大シャンデリアには、能面などの日本的な装飾を追加したり、西洋の宮殿の壁には不可欠の油絵に代えて、西陣の金華山織や七宝焼きの花鳥図など日本の粋を集めた工芸で装飾するなど、単なる模倣ではないことに、私たちの先達の意気を感じさせられもしました。

 館内外の案内には大勢のボランティアの方があたっておられ、素人解説ながら、木目の細かい解説で、とても参考になりました。大変残念でしたが、館内は撮影禁止でした。

 建物背後の庭園の目玉は大噴水。大規模で見事な噴水です。頭部と翼は鷲、下半身は獅子の架空の動物(ギリシャ神話のグリフォンか?)が四隅をがっちり固めています。盛大に噴出する水は、宮殿の背面を見事に引き立てていました。とても良い景色でした。

 申し遅れましたが、ご紹介いただいた來山さんに感謝します。来年も申し込みの時期になりましたら、再度ご紹介いただければと思います。会員の方々にお勧めです。

 


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