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松本一夫さんの投稿


贅六の二言・三言


日本テレビの「秘密のケンミンSHOW」」を参考に


松本 一夫


目次


Ⅰ.食べ物
 
Ⅱ.言葉・習慣

◇東京と大阪の言葉の違いを列記すると

「大阪」の地名


 

Ⅰ.食べ物

 

 1 大阪人は料理にウースターソースをかけるのが好きである。カレーライスにかけるなどはその典型だ。またテンプラにかける人も多い(ちなみに、大阪ではサツマアゲもテンプラというが、これにはかけない)。

 [拙注: 梅田の老舗デパート“阪急”の食堂が、客が自由に使えるように卓上にウースターソースをおいたのが流行の始まりといわれる。拙も各種料理にウースターソースを使うことが多いが、あまり他人に知られたくないのは餃子にも使うことである。つまりこのソースにラー油を加えるのである。醤油より旨いと思うが書きながらなぜか恥ずかしい]

 

 2 このウースターソースは一般にサラサラしているので、トンカツなどのため粘性の高い「トンカツソース」が売られている。しかしその中間の粘性が客から要望され、東京では「中濃ソース」というのがある。不思議なことに大阪にはこれがない。

 [拙注: 仕事で付き合った英国人の話によれば、英国では(彼はイングラン在住)「A1ソース」という日本のトンカツソースよりもっと濃いテーブルソースがどこの家庭にもあるという。最近はこれが日本でも売られている]

 

 3 大阪ではオデンをカント炊き(関東煮〉という。クジラの皮の脂の抜いたのをコロといい、大阪ではこれがないといくら美味いカント炊きでも画竜点晴を欠いたことになる。しかし現在の大阪の若い人がそう思っているかどうか、筆者は自信がない。

 [拙注: 大阪ではハンペンやチクワブを売っていないのでこれらをカント炊きには入れない。したがって大阪人にはこれらを見て食べ物と思わない人がいる]


 [拙注: 拙は1962年の東京転勤まで俵形で酢飯だけのイナリ寿司を知らなかった

 

 5 大阪で麺というとウドンである。代表的なものは昆布味の利いた汁の中に甘味のある厚めの油揚げが入ったキツネウドンである。これに対し東京では江戸時代から続くソバで、通は茹でたソバを付け汁に殆どつけずまず喉を通る味覚?を楽しむという。

 [拙注: 東京人は麺というともっぱらソバだというが、ソバの本場の信州などの人が東京人の楽しみ方をどのように評価しているかを知りたい]


 6)阪のキツネウドンは時にはケツネウドンとも呼ばれ、これがソバになるとタヌキになる。

大阪ではテンカス(揚げ玉)は無料で置かれているので、メニューに東京でいうタヌキウドン・タヌキソバがない。これがほしい時はカケウドン・カケソバを注文し無料のテンカスを入れればよい。

 [拙注: この呼び方は大阪特有か? 九州ではメニューにタヌキウドンがあった]

 

 7 普通、大阪以外では各種のウドンー杯は一食として扱われるのが普通だ。しかし大阪ではウドンを副食として別に米飯を食べる人が少なくない。

 

 8 大阪では豚肉入りの中華まんを「豚まん」と呼ぶ。しかし東京を含め全国的には「肉まん」である。東京から見れば大阪の「豚まん」の呼称は奇妙に映るのかも知れない。

 [拙注: 昔から西日本では農耕用の和牛飼育が盛んであったが、東日本は馬の飼育が盛んであった。しかし肉食文化の到来で馬より飼育の容易な豚が飼われる様になり、豚肉文化が形成された。この背景から、東京では肉といえば豚肉を指す様になり豚肉を用いた中華まんじゅうは必然的に「肉まん」になったと思われる]

 

 9 大阪ではスキ焼きの肉は牛肉に限る。豚肉は考えられない。また調味料に割下など余計なものを使わない。

 [拙注: 大阪ではスキ焼き鍋で牛の脂身(一般に店ではタダでくれる)を熱し脂を出し、そこで牛肉を焼き(ホントに焼くのだ)、砂糖・醤油で味付けをする。一般の家庭では父親が鍋奉行になる。拙の幼少時、自宅で父が手を下した料理らしいものはこれだけであった]


10)阪人は白滝を知らない。スキ焼きではもっぱら糸コンニャクを使う。

 [拙注: 白状すると、拙は白滝と糸ゴンンニャクの違いを知らない。太さの差か?]

 

11 カレーライスで用いる肉も関東は豚肉、関西は牛肉が多いらしい。では本州のどの辺りがこの違いの境界線か、を日本テレビが調査した。結果は三重県の木曽川と揖斐川に挟まれた桑名市長島町の消費が丁度半々でここを境界線とした。

 [拙注: 鯖の煮付けも東京と大阪で好みが変わる。東京はミソの煮付けであるが、大阪は甘からい醤油味。これは京都や大阪へは日本海から鯖が運ばれたが、長持ちさせるため塩味にして運んだ。これにはミソ昧が合わず醤油味となったと言われる]


12 大阪では前夜残ったカレーを利用して翌日カレーウドンを作る家庭が多い。

 [拙注: 残った翌日のカレーは前日のより旨いというのは東西共通の意見である]

 

13 オニギリに巻く海苔は、関東は焼海苔。関西は味忖海苔が多いらしい。これも日本テレビの調査によると境界が三重県の亀山市にあった。


14 阪人はトコロテン(心太)には黒蜜をかける。酢醤油や辛子などは用いない。

 [拙注: 拙は未だに黒蜜以外では食べたことがないし、また食べたくもない]


15 阪のソーメンは夏の風物詩である。ソーメンの上には多くの具、例えばハム・玉子・キューリ・トマト・チェリーなどが見られ賑やかで彩りが豊富である。

 [拙注: これを見た東京人は「冷やし中華」のようだと言う]

 

16 昔の大阪の縁日(夜店【よみせ】)は、内臓をとった生イカ(ゲソを含む)を大ざっぱに切り、小麦粉をまぶしたものを2枚の鉄板で挟んで焼いたイカ焼きが名物であった。焼けたものにウースターソースを塗った。

 [拙注: 現在大阪の街ではほとんど見なくなったが、梅田の阪神デパ地下でたしか一枚150円程度買える]

 

17 大阪風お好み焼きは、小麦粉と少々の山芋の生地といろんな具を初めから混ぜ込んで焼く。生地と具を別々に重ねて焼く広島風とは異なる。

 [拙注: 広島風はさらに焼きソバを加えるが、拙は大阪風を好む

 

18阪人は「麦芽水飴」に生姜汁を加えた“ひやしあめ”を好む。自動販売機にもある。

 [拙注: 幼少時の海水浴で冷えた体に熱くした“あめ湯”の味は忘れられない

 

19 東京では正月科理に真赤な酔ダコは欠かせないもののようだ。しかし大阪にはそのようなタコはないので、大阪人はそれを見ると強烈な赤色に驚き食べ物と思わない人もいる。そこで例によって日本テレビはどこにその境界線があるかを調査した。
東海道で調査を行った、浜松市の人はほとんどがこの真赤な酢ダコを知らなかったが、静岡市の72%の人は知っていた。そこでその間の天竜川が境界かと考え、川の東側にある磐田市で調べると、96%の人が知らないという。次にその東の大井川を跨ぐ島田市で調べると川の東側の人は知っているし、西側の人は知らなかった。そこで、島田市の大井川を境界線とした。

 [拙注: 島田市は大井川により東西に分かれており、旧国名で東は駿河、西は遠江(とおとうみ)であった。川による分断、国名の別により川の東西で食事の習慣も違ったものになっただろう。しかし一事が万事、その他の習價も異なるだろう人びとが一つの行政の市に住んでいて問題はないのだろうか]


20) 東京では食パン1斤の8枚切りが最も売れている。大阪ではこれは少なく、一枚が厚い6枚切りが多い。

 [拙注: 大阪人は表面カリカリ、中モチモチの厚いパンを好むようである



 


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 Ⅱ.言葉・習慣

 1) お好み焼きを鉄板の上で裏返したり切ったりする道具を東京ではコテというが大阪ではなぜか逆にしてテコという。

 [拙注: お好み焼きを食べるのに箸を使うのは正道に反する。テコの片端に上手に乗せて口に運ぶのが正しい]

 

 2 大阪の中心部の難波(なんば)に老舗の蒲鉾屋で’大寅(だいとら)'という店がある。東京にも支店を出しており、東京人の好みは大阪と少し異なり昧を少し変えているという。

 [拙注: その話を大阪の難波の本店ですると、もちろん本店でも知っているが「大阪の方がいい味でっせ!」と言っていた]

 

 3 大阪で有名なトンカツ屋でKYKという店がある。大阪府下に11店。この店名は Keep You Kindness(親切一途)の頭文字をとったとの話があった。

 [拙注: 実はそうではなく、この店の前身が大阪東区の瓦町洋裁研究所であった。大阪にはこの種の話はほかにもありそうだ

 

 4 ビールの大瓶・小瓶のことを東京ではオオビン・コビンと言うが、大阪ではダイビン・ショウビンと言う。

 

 5) 炊くとは水に浸した米を煮ることをいうが、関西では惣菜を煮ることも炊くという。

 [拙注: 関西の科理人が首都圏を席捲したのでテレビに出演することが多くなり、関西の用法が市民権を得た

 6) 大阪では洗髪に際し理容師が痒い部分の有無を尋ね、客は「頭のテッペンが痒い」などと具体的に答える。しかし東京の理容師は客に尋ねない。

 

 7) 大阪ではハッキリした返事の必要のない曖昧な誘いがあった場合、断る返事として「行けたら行くわ」と言う人が多い。これを聞いた大阪以外の人は、余程のことがない限り承知したと理解する模様であるがこれは大きな誤解である。「考えときますわ」も同じ。

 

 8) トイレットペーパーには一枚のシングル、二枚重ねのダブルの2種類があるが、消費量を調べると東京は8:2でダブルが、大阪は8:2でシングルが多いらしい。

 

 9) 駅などのエスカレータの片側を空けるのに東京は右側を、大阪は左側を空ける。

 [拙注: 拙は京都の地下鉄で右側を空けている様子を見たことがある。関西も一様ではないようだ]


10 大阪人は言葉の繰り返しが好きである。例えば「あの話聞いたか?」に対し、聞いている場合は「聞いた聞いた」と二度答える(途中に句点のない発音)。この繰り返しは大阪の人間にとっては普通だが、他の地の人には耳障りになるらしい。バカにされているような印象を受けるというのだ。「オッチャン居てるか?」「居てる居てる」も同じだ。

 [拙注: 大阪人は一回だけでは愛想がないという気持ちが働くのだ。また、ここで書いた「居てる」は難しい語だ。「居る」とは少し異なる。ホントに居るのである。強調した習慣としか言い様がないが、他の地の人には奇異に響くようである]

 

11 ここに出てきた「オッチャン」の話は、大阪で年長の人を親しく呼び掛けるのによく使う。「オッサン」はダメ、言われた方は侮辱された感じになるのである。

 [拙注: 拙はアラサーで大阪から東京に転勤したが、大阪時代に子どもが拙を「オッサン」と呼べばもちろんのこと、「オッチャン」と呼んでもその子を掴まえ「オニイチャン」と言え、と指導した]

 

12 東京の街で近畿地方の府県の名前(大阪、京都、兵庫、奈良、滋賀、和歌山、三重の2府5県)を尋ねると多くの人が正しく答えるようだ。しかし、大阪の街で関東地方の都県の名前(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬の1都6県)を尋ねると、多くの人が北関東3県(茨城、栃木、群馬)の名前が出てこない。

 [拙注: 近畿の兵庫・滋賀・三重には神戸・琵琶淵・伊勢神宮のあることはよく知られているし、その他は都市名と府県名が同じで分りやすい。一方、北関東の3県にも有名地である日光(栃木)、尾瀬(群馬)、日本三公園の偕楽園(茨城)があるのだが、これらを知らない大阪人

 が多いのだ]

 

13 東京では11月の酉の日の“酉の市”、大阪では110日(前後の日も賑やか)の“戎さん(えべっさん)”が寒い時期の祭りとして有名だ。“酉の市”は日本武尊(やまとたけるのみこと)を祭神とする浅草の鷲(おおとり)神社の祭りが一際有名である。一方“戎さん”は天照皇大御神を祭神とし、本社である兵庫県の西宮神社と大阪の今宮戎(えびす)神社が有名だ。この二つの祭りに共通するのが縁起ものである。“酉の市”では、金銀をかき集める意味の熊手に多くの縁起ものを取り付け、祭の市で売れると威勢よく祝いの手締めをする。一方“戎さん”では福笹と呼ぶ飾の枝に打出の小槌や酉の市に似た多くの縁起ものを取り付け『商売繁盛じゃ、笹持って来い!』と囃し立てて売る。

 [拙注: このような話になると「江戸時代から続く・・・」との枕詞がつくが、この習慣はまさしくそうだろう。しかし不思議なことに、大阪人も東京人もお互いの地にこのような似た縁起ものを大きく扱う祭りのあることを知らない人が多い]

 

14 大阪城は大阪人の敬愛する豊臣秀吉が安上城をモデルに16世紀に築城したが、これは惜しくも大坂夏の陣で燃え落ちた。その後徳川幕府により別の位置に再建されたが、落雷により焼失、しばらく天守閣がなかった。その後19世紀に再び徳川幕府の手により再建された。しかし、明治維新の動乱の中で焼失。その後1931年、昭和の時代になって大阪市民の募金により天守閣が再建された。

 [拙注: 昭和の再建では「秀吉」の天守閣を蘇らせることに力が注がれた。「大阪夏の陣図屏風」などをもとに考証され、『徳川が建てた天守閣の位置に、大阪市民が秀吉の天守閣を再建した』と言われている

 

15 大阪は「都」に関しては京都よりも先輩である。聖武天皇が難波宮を都にしたのは、744年(天平16)であった。平安京(京都)への遷都は、その半世紀あとである。

 

16 阪では電車の中での会話がうるさい。そこで大阪人は東京の車内は静か過ぎると言う。

 

17 阪人は東京でタクシーを利用して、運転手が話しかけてこないのに驚く。

 

18 英エコノミスト誌に世界中の住みやすい都市のランキングがあった。大阪は世界で12位で、11位がチューリッヒ、13位がジュネーブ、大阪はアジアで1位であった。因みに世界の1位はバンクーバで、東京は18位であった。

 [拙注: 大阪市長は大喜びだろう!

 



 


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◇東京と大阪の言葉の違いを列記すると

東京)(大阪)           (東京)(大阪)
あくどいえげつない
精々せえだい
ありますおます
赤飯おこわ
ありませんおまへん
雑炊おじや
いたずらてんご
そうですかそうだっか
意地悪いけず
そうだからそやさかい
一向にねっから
倒れるこける
いらっしゃいおいでやす
沢山ぎょうさん
うすぎたないじじむさい
駄目あかん
甲斐性なしあかんたれ
丁度ちょっきり
片付けるなおす
適量ほどらい
かまどへっつい
でたらめちゃらんぽらん
気概がないがしんたれ
動作がのろいぐず
着物べべ
同様ちょぼちょぼ
奇妙な(変な)けったいな
床屋散髪屋
具合よくあんじょう
ないあれへん
くたびれたしんどい
ぬけめないじょさいない
くだらないしょうむない
ねぎねぶか
口いやしい人いやしんぼ
馬鹿野郎あほんだら
けちしぶちん
反対あべこべ
小皿おてしょう
左利きぎっちょ
最後までとことん
複雑なややこしい
昨夜よんべ
ふざけるおちょくる
さしみおつくり
不揃いかたちんば
七輪かんてき
面倒なしんきくさい
しつこいひつこい
あも
(歯に)染みるしゅみる
やきもちへんねし
図々しいのほうず
山盛りてんこ盛り
拾てるほかす
レモンサワーチューハイレモン
すみませんすんまへん
レバ刺し生(なま)ギモ
ずるいこすい
ろくにろくすっぽ
   




 
 


 


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