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まち だより
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寒波到来!
 新年明けてホッとしたと思いきや、48年ぶりの寒波到来です。そういえば、確かに小さい頃には寒い時期もあったなあと思い出します。まだ幼稚園だった頃、真冬に父の勤務先近くにあった有楽町の「三笠会館」というレストランで、チョコレートパフェというものを食べたら帰りは寒くて震えが止まらず、父に抱っこされて帰ってきたのを覚えています。今、悩みのタネの冷え性はその頃に芽生えていたかもしれません。
 家屋自体も今のようなコンクリート建築の完全暖房ではなく、昔は木造建築、匂いのキツイわりには効率の悪い石油ストーブで、障子のすきま風を毛糸の靴下で抵抗したり・・・。おまけに念願の一人部屋を与えられても、「ストーブは危ないから、こたつだけだ!」と命ぜられ、期末試験の勉強中にうっぷして寝てしまい何度、自己嫌悪の朝を迎えたことでしょうか。
 そういえば、実家が環七に近かったせいか、寒い夜にチャルメラの音が聞こえてきました。切ない旋律に魅かれて、兄と2人で家族分の大鍋を持っていくとなぜか、おでん屋の屋台でした。兄が食べたソーセージは、私の好きな大根の2倍以上の値段で、当時流行っていた漫画「おそまつ君」のおでんチビ太に、「その差は何?」と憤慨しました。キンキンに冷えた夜に、モウモウと湯気の立つ屋台は、満天の星からスポットを当てられたように幼心に残りました。その後、大人になって屋根付き立ち飲み屋が大好きな女性に育つとは、家族の誰も、そして自分さえも想像していませんでした。
 広辞苑にも「角打ち」の新語が入ったとのこと、嬉しい限りです。 
(写真と文 町田香子)

 


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