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まち だより
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お酒に想う
 夏を越した清酒が秋風のたつ頃、樽詰め出荷後にお披露目されて飲める「冷やおろし」の季節となりました。猛暑の間は、ひんやりした蔵で眠って熟成を深め、秋の到来とともに目覚めるとは、なんてロマンチックな魅惑の飲み物でしょうか。
 全国の地酒をチビリチビリと嗜んでいると、どんな居酒屋でも居ながらにして、その地を旅している気分になるから不思議です。静岡県が蔵元の「出世城」は飲んだら浜松の雄大な浜名湖が浮かび、神奈川県の「赤とんぼ」は丹沢の山々を思い出し、京都府の「伊根満開」は赤米から紅色したそのフルーティーな味わいに、いつの間にか自分が上品な京女に変身しています。お酒のネーミングでは焼酎も心の琴線に触れるブランドがあります。「百年の孤独」(麦)、「天使の誘惑」(芋)など、女性の心をガッツリ掴んで、切なくさせるようなイメージは、40度を超える度数を知らなかったら、カクテルとばかりにゴクリと飲んでしまうレディもいるのでは・・。逆に、可笑し過ぎる焼酎の名前もあるようです。「爆弾ハナタレ」(芋)は、ボトルを前にしただけで笑ってしまうだろうし、「笑って答えず」(米)は飲んだら笑いが止まらず、「なに見てござる」(米)は、笑い過ぎて開き直った酔客を例えた感じです。
 ここまで書いてきた私ですが、実はビール党で特にクラフトビールには目がありません。私のお気に入りの手作りビール工房では、名付け方が素晴らしく、「多摩の恋」、「登戸の渡し」「川崎のやぎ」等々。地産地消を生かし、万福寺人参や王禅寺柿を使用したビールも実現したそうです。この店で「どれが美味しい?」と訊ねた客がいましたが、「あなたに合うビールが一番です」との返答に、店内全員の客が妙に納得していました。
(写真と文 町田香子)
 


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