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2016年

1月


以下前サイト掲載版

 1月2016年

2015年


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2012年

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 ※2012年4月から標題が「穏やかな風景」にかわりました。




2012年  3月   2月   1月   1月(新年)

2011年  12月  11月  10月

2011年9月以前はこちら(アーカイブのページ)からご覧ください。




 

Sweet Dreams

二胡奏者のジャー・パンファンさんが奏でる  
“Sweet Dreams” という曲に心惹かれた。
夢に対する感じ方は、若い日と現在とでは、かなり違っている。Sweet Dreams とは、かつて自分の中を通り過ぎて行った幸せな時間、その大事な思い出をいつまでも持ち続けることなのではないかと、晩秋の美しい彩の景色を眺めながらふと考えた。 
(写真と文 大谷恭子)  

秋惜む旅のつづきのやうな朝 
稲畑汀子 

 

トスカーナの空

地中海松と糸杉が青空に映えるトスカーナ地方の古都を巡り、ルネッサンス期のフレスコ画を観て歩いた。石畳の坂道を上ったり下ったりしながら、空を見上げると、自然に ♪ “ うるわしき南の国”という 
'O sole mio のメロディを口遊みたくなった。修道院の壁画にあるような500年前の修道僧たちは、この同じ空にどんな想いを馳せたのだろう。  (写真と文 大谷 恭子)

秋深し寺院の静寂ことさらに 
辰巳あした 

 


 

「美術の秋」の始まり
涼しくなると、旅に出たくなる。そして行き先々で何となく訪れるのが美術館。福岡市美術館では福岡藩主・黒田家に伝わる美術品の特別展が開かれていた。館の正面左手には、草間彌生さんの彫刻「南瓜」が設置されており、館内右手には、子供のための「キッズコーナー」もある。それにしても、最近多くの美術館に草間彌生さんの水玉模様の彫刻があるのは… 
(写真と文 大谷 恭子)
地球、月、太陽、そして人間も、全ては水玉で
 出来ているの、無数の水玉によってね。
              草間彌生

 

鳩に餌を与える少女
どの国を訪れても、街角で鳩と戯れる子供の姿をよく見かける。かつて自分にもあのような無邪気な時代があった…
とぼけた顔で餌をもらう風情からは想像し難いが、鳩には優れた認知能力があるのだとか。バッハとシェーンベルクの曲を聞き分けたり、モネとピカソの絵を区別できるというのだから驚きである。

(写真と文 大谷恭子)   
     街のどこかの かたすみに
       愛にはぐれた 鳩がいる
 


2013年
 

2012年6月

クレマチスの丘
 富士山麓の緑豊かな丘稜にひろがる「クレマチスの丘」を訪ねた。そこには、花いっぱいの庭園、2000点以上のビュッフェの作品を収蔵する「ビュッフェ美術館」(現在休館中)や、「井上靖記念館」、「ヴァンジ彫刻庭園美術館」等が点在する。この丘に立ち、薫風に包まれていると、ああ、これが静岡の風なのかと何となく想う。井上靖さんの小説を愛読したせいだろうか。 (写真と文 大谷恭子)

 薫風や言葉飾らぬ人とゐて 芳賀雅子 
 
 

2012年5月


春風の中のベンチ
 静かな自然の中に置かれたベンチに出逢うと なぜか心和む。そこに誰も座っていなくても、 人の温もり、想いのようなものが伝わってくる気がする。東山魁夷さんの詩画集 『コンコルド 広場の椅子』の中に、 “悲しい人も 楽しい人も 陽気な人も 淋しい人も 私の上に腰をかける” という椅子の独り言がしるされているが、私もそういう椅子の声に耳を 傾けてみたいと思う。
 (写真と文 大谷恭子)

  心解く新緑といふやすらぎに
村上悦子
       
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2012年4月(新年度)


  春の小川は
 たしか、古いフランス詩集の中に、「季節が マントを脱ぎました、川も泉もせせらぎも、 だれもがきれいな新しい衣をまといました」  という春を謳った詩があったと思う。
 4月、外に出ると、景色が、春色に衣替えした ことに気づく。小川で遊ぶ鳥たちの中にも、 春になると羽を華やかな美しい色に変えるもの もいるのだとか。  (写真と文章 大谷恭子)

海に入ることを急がず春の川
                 富安風生
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2012年4月


   
春風とともに

 ある休日の朝、散歩道で春の風を受けて走ってくる父と子に出会いました。二人が走り去ったあと、沈丁花の香りとともになぜか清涼感が漂っている気がしました。
 子供の表情が、とてもよかったなあと、心に残りました。(写真と文 大谷恭子)


春愁や時間は吾を置き去りに  
稲畑汀子
 

             

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2012年3月


クロッカス
光る風とクロッカス

 光る風の中、クロッカスが咲き始めた。四季の変化の受け止め方は、人さまざまだと思う。始まりに新鮮さを感じる人、終わりに名残を惜しむ人、春の迎え方にも、きっと希望と失意、明るさと憂いがあるだろう。でもこのクロッカスには、どことなく “待てば海路の日和あり”と、誰をも優しく励ましてくれているような健気さ が感じられる。  (文章 大谷恭子) 

「クロッカスが咲きました」という書き出しで
ふいに手紙を書きたくなりぬ  俵万智


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2012年2月




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早春の鎌倉


 鎌倉の花の寺として名高い瑞泉寺の奥まったところに大宅壮一さんの評論碑が建っている。そこを通りかかると、偶然りすがやってきて、ポーズをとってくれた。

このリスが何となくここで足を止める人の顔をじっと見ているようで可笑しかった。1月「往ぬる」、2月は「逃げる」、3月サラサラというように、時はどんどん過ぎ去り、その歴史が顔に刻まれる。木は樹齢を重ねるほど良い木になるといわれるけれど。

(文章 大谷恭子) 


早春や戻りたがる歩 行きたき歩

湯川雅


 

2012年1月




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大寒に咲く水仙花


新宿御苑では、いま ペーパーホワイトと呼ばれる純白の水仙の群生が美しい。そのなかに中央が黄色の日本水仙も仲間入りし、辺り一面清らかな香りを放っている。優しくもあるし冷やかでもあるような、人間の本質を見つ めているような風情の花である。

(文章 大谷恭子) 


白鳥が生みたるもののここちして
   朝夕めづる水仙の花  与謝野晶子


 

2012年1月(新年)


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龍神に願いをかけて

 2012年の干支は、「壬辰(みずのえたつ)」。十二支のタツは、竜で想像上の動物である。龍にまつわるエピソードや伝説は世界中にあるが、富士山麓にも龍神伝説がある。その昔、本栖湖近くの村人が、元旦の 朝、湖で身を清め、新年の祈願をしていたところ、朝靄の中から龍が現れ、近いうちに富士山が噴火すると伝え、竜ヶ岳山頂に登っていったという。その後、富士山の 大噴火(西暦800年)があり、村人たちの龍神信仰が始まったのだとか。写真は友人から届いたものである。

(文章 大谷恭子)
 

初空の下なる至福惻々と
         能村登四郎

 

1011年12月

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冬空に映える山椿
 
暗緑色の葉かげに、つつましやかに咲く山椿は美しい。
万葉の頃から、日本人は椿といえば花弁の少ない侘助や山椿を好んだらしいが、西洋では山茶花のように花弁の多い品種が好まれるらしい。ヴェルディのオペラ『椿姫』の3幕、主役ヴィオレッタの歌う悲しく美しいアリアを、劇場ではなく 青空の下、椿の樹のそばで聴けたならと思う。
(写真と文章 大谷恭子)
 
    椿落つみづからの意志示すごと
高重京子  
 

2011年11月


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季節の風景:  秋の日だまり
秋の穏やかな陽射しの中にいると、秋を歌った幾つかのやさしい旋律の童謡が心に浮かぶ。サトウハチローさんの『小さい秋みつけた』 とか、薩摩 忠作詞の♪まっかだな まっかだな もみじの葉っぱが まっかだな♪という『まっかな秋』など。これらの曲は、どうしてこんなに懐かしい素直な気持ちにさせてくれるのだろう。
(写真と文章 大谷恭子)
この縁の秋日だまりは虚子のもの
                 宮本幸子

 

2011年10月

季節の風景:  秋、もの想う季節
“秋の日のヴィオロンのためいきの身にしみて ひたぶるにうら悲し”― 多くの日本人が諳んじているポール・ヴェルレーヌの詩(上田敏の邦約、『落葉』)。若い日に出会ったこの美しいフレーズにより、私の秋への思いは、滅びの美学へと次第に深まっていったような気もする。
(写真と文章 大谷恭子)
落葉追うこころ落葉を踏むこころ   林翔

 


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