3月21日(木)
COPYRIGHT (C) k-unet, ALL RIGHTS RESERVED.
  


 
 
 
  このページは?: 
 
トップ > 会員の動向> サテライト会 
 
 
 
transparent
k-unet(KDD-OBネット)
 
  会員の動向

 
  サテライト会のページ
 

   


このページには、「サテライト会」の最新の活動情報を掲載します。
これまでのサテライト会開催のご案内については、こちら を、また、これまでのサテライト会開催の模様については、 こちら をご覧ください。
 
 
令和元年サテライト会第1回(5月23日)の模様
令和元年の最初のサテライト会で30名の参加者があった。


安田さんと講師の杉山さん
遠藤会長より、本日はKDDI総合研究所の杉山敬三氏を講師にお迎えし、「M2M/IoTの技術動向について」という演題でご講演をいただきますとの挨拶があった。
更に遠藤会長より、サテライト会の今後について、幹事会で協議をしてきた結果として、サテライト会の活動は本年度末を持って終了したいとの話があった。これまでも、会員の高齢化による講演会参加者数が減少傾向にあること、幹事団の高齢化対策として若手ボランティアの協力をお願いしてきたが、具体的な協力が得られないこと、最も重要な講演者の確保についてKDDI本社、研究所の方々などにご協力をいただいてきたが限界に近付いている事が主たる要因であるとした。

講師の杉山さん

続いて、稲垣幹事より講師の杉山氏についての紹介の後、杉山氏から更に詳しい自己紹介があった。
講師の杉山氏は、昭和62年にKDDに入社してKDD研究所に配属され、この年の8月に研究所が目黒から上福岡に移転し、航空衛星通信を用いたデータ伝送の研究に従事した。その後、主として通信プロトコルやネットワーク管理関連の研究に従事し、2003年にYRPリサーチセンターで無線ネットワーク関連の研究に従事した。
2011年にKDDI研究所の執行役員になり、飯田橋の本社の開発センターで水池センター長の下で研究成果の実用化の業務に従事した。その後、2016年にATRに出向し、平田社長の下で適応コミュニケーション研究所長を務め、現在は、KDDI総合研究所の執行役員兼セキュリティ部門長として、5G、IoT、AI、サプライチェーン等のセキュリティ・プライバシ課題に関する研究開発を統括されている。

講演では、本日の演題である「M2M/IoTの技術動向について」最初にM2M/IoT技術の概要説明があった。
この技術の適用分野としては、セキュリティ、商用自動車、決裁、EMS、スマートメーター市場等が有望であるとし、M2Mトラフィックの需要予測では、2017年から2022年の5年間で約6倍(年率;1.5倍)に増加すると見込まれているとした。

また、KDDIにおけるM2M/IoTの主な取組みとしては、お客様の生活向上まで視野に入れて、取引先が提供するIoTサービスを全面的にサポートしていくとした。取組み対象については、当初法人向けが主体だったが、コンシューマも対象に、更に新規サービス創出に移行しているとした。
スマートシティにおける先進事例の開発を強化しているとし、除雪車の運転支援、トイレ空き室状況管理、作物栽培管理、水位管理等の日本全国で展開している実証実験事例の紹介があった。

次いで、M2M/IoT通信方式の概要についての解説があり、適用距離と適用エリア毎に使い分けられている通信方式の説明があった。特に代表的な方式として、LPWA (Low Power Wide Area)の動向について専用ネットワークとして免許不要バンドを利用しているLoRaWAN、Sigfox、Ingenu方式とLTEバンドを利用しているCat-1、Cat-M1、Cat-NB1についてそれぞれの方式毎の使用周波数帯、通信速度、使用帯域、適用エリア等について特徴を比較する形での解説があった。
また、具体的なIoT技術の応用事例の紹介があり、LoRaWANを用いた事例として、岐阜県下呂市で商用化に向けた実験をしている除雪車の位置管理、厚木市でマンホールに設置したセンサーによる浸水管理、沖縄の宮古島でIoTを活用したマンゴー栽培管理等の紹介がなされた。また、LTE-Mを用いた事例として、那覇市の国際通り商店街でゴミ箱にセンサーを取り付けてごみ収集の効率化実証実験等の事例紹介が行われた。
IoT時代を迎えての喫緊の課題についても言及され、IoT端末はウェアラブル機器等様々な機器がネットワークにつながるうえに、一旦設置されるとソフトウェアの更新等が容易でないため、外部からの攻撃に対するセキュリティ対策を如何に管理していくかが大きな課題であるとした。
IoTに対する脆弱性の具体例について、NICTによる観測結果(NICTER)の紹介があり、Telenetポートへのスキャンが急増している事例や、ウェブカメラが海外からの不正アクセスで情報漏洩が起きている事例、自動運転用の車の制御用CPUに不正アクセスされ異常動作が起きた事例等が紹介された。

その後、KDDI研究所が経済産業省主導の「大規模HEMS情報基盤整備事業」に参画して実施した電力データ分析プロジェクトの取り組みについて解説がなされた。
最初にHEMS (Home Energy Management System)の概要の解説がなされ、HEMSにおけるデータの流れについての説明がなされた。次いでこのプロジェクトの狙いについての説明が行われ、iエネコンソーシアムの実施体制、KDDIが桑名市で実施した実証実験の概要、この実験で得られた実験結果の解析結果の紹介が行われた。この実験では、生活支援、情報配信、クーポン配信、
省エネ支援等のサービスを提供し、データ解析から世帯属性分析を行い、将来の事業化の分析を行った結果についても紹介があった。実験に協力してくれたモニターへのアンケート結果では、簡易見守りサービスや情報のターゲティング配信分野の評判が高かったそうだ。
講演終了後の質疑応答では、IoTと5Gサービスの関係、IoTデバイスに対するセキュリティ対策、自動運転分野に対するKDDIと競争他社との動向、膨大なIoT端末の管理方法、災害対策分野での適用例等についての質問を含め沢山の質問が寄せられ、活発な講演会になった。

最後に遠藤会長から、今年度のサテライト会の活動予定についての紹介があり、次回は9月頃にKDDI/KCSが新たに導入を予定している新ケーブルシップに関する講演をKCS社長にお願いしていること、更に来年1月頃(あるいは3月頃)に衛星通信技術の動向についての講演を阿部さん&河合さんにお願いしているとの紹介があった。また、実現できるか不確定要素があるが、KDDIの事業展開の動向についての講演依頼を、サテライト会会員を通じてKDDI幹部の方に打診してもらっているとの紹介があった。


以上

 


右の  のボタンをクリックするとページの先頭に戻ります