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小さな 可愛い事件  

 

 自宅に喪中はがきが舞い込む季節となりました。特に同級生が亡くなったという知らせには、急な寒さの訪れとともに寂しさが募ります。そんなへこんだ日々に起こった、小さな可愛い事件で心が温かくなりました。それは、いつもこの「まちだより」の執筆をはじめ、読書など、マイデスク代わりに使っているあるドーナッツショップでの出来事です。

続きは   

 

写真:樫村慶一
文:町田香子

 

 

連載ページ画像(日付表示フォルダ参照)
 
 

 

 

 

 

小さな 可愛い事件  

 

 自宅に喪中はがきが舞い込む季節となりました。特に同級生が亡くなったという知らせには、急な寒さの訪れとともに寂しさが募ります。そんなへこんだ日々に起こった、小さな可愛い事件で心が温かくなりました。それは、いつもこの「まちだより」の執筆をはじめ、読書など、マイデスク代わりに使っているあるドーナッツショップでの出来事です。

 この秋新発売のアニメキャラクターの袋入りのドーナッツを(かじ) りながらコーヒーを飲み、その砂糖でべとついた手を洗いに席を立ちました。5分もせずに戻ったとき、すぐ近くの若いママと目が合うと、フッと向こうが緊張の面持ちです。嫌~な予感が・・・。すると、突然彼女が私のところに走り寄り、「すみません!私が目を離したすきにこの子が、こちらのドーナッツを(かじ) ってしまいまして!弁償させてください、お金を払わせてください!」と泣き顔でマシンガンドークを飛ばしてくるではありませんか!「えっ?」と何が起こったかすぐに把握できなかったのですが、「ドーナッツを(かじ) られた」という事実を理解できた途端、思わず吹き出してしまいました。なんだか可愛いイタズラにすっかり魅了させられたのです。結局、平身低頭するママが払うという弁償金200円を丁重にお断りして、「バイバ~イ、またねー」と送り出しましたが、そのあともニコニコ気分が続きました。
 この3歳児のイタズラ坊やの行動を私なりに分析してみると、
1. 店に入ると大好きなキャラクタ―の袋にドーナッツが入っている
2. のぞいたら、誰かが(かじ) っている。でも誰も座っていない
3. えーい、ボクも(かじ) っちゃえ~!と、彼は痛快な行動にでた
というストーリーです。
 このラストを飾る「(かじ) られたドーナッツのその後」には考えさせられました。SDGs(持続可能開発目標)に大賛成ですから、破棄はできないと自宅に持ち帰り、(かじ) ったと思われる両端をカットして、結局自分のお腹に収めたのでした。
 この話を何人かの友人に話したところ、「食べている途中で席を立つアンタが悪い」「ドーナッツをその子にあげれば良かったのに」という、思ってもみない指摘を受け、最近勉強したダイバーシティ(多様性)を今後に生かしたい所存です。皆様、今年最後の「まちだより」となりました。この1年間ありがとうございました。
 よいお年をお迎えくださいませ。

 

写真:樫村慶一
文:町田香子

 

 

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柿取り 大作戦 顛末記

 

 2月となりました。
 もはや寒すぎて、去年のあの夏の酷暑でさえ、まさしく「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と懐かしく思い出されます。そしてあの夏の置き土産として、短い秋に1つだけ良いことがありました。それは、庭の柿が爆発的に大豊作となったのです!

続きは   

 

映像:坂口行雄
文:町田香子

 

 

連載ページ用バージョン (7月(2)日付フォルダー参照中)

 

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柿取り 大作戦 顛末記

 

 2月となりました。

 もはや寒すぎて、去年のあの夏の酷暑でさえ、まさしく「喉元過ぎれば熱さを忘れる」と懐かしく思い出されます。そしてあの夏の置き土産として、短い秋に1つだけ良いことがありました。それは、庭の柿が爆発的に大豊作となったのです!

 毎秋、カラスと喧嘩しながらもちょいと収穫した柿を隣家数軒にお配りしていたのですが、今回それだけではさばききれず、もう常軌を逸した柿たちの群勢を目にすると、だんだんストレスになってきました。とにかく、毎朝起床するやいなや、柿取り大作戦を開始。
 サビついた柿取り棒(半分バネが壊れている)を、たわわに実った柿ども相手に、孫悟空の如意棒の如く振り回し格闘していたのですが、ひょんなことから終わりがきました。
 「柿の木は折れやすいから絶対登るな、柿取りは命取り」とのご近所さんアドバイスに、「神奈川県主婦、柿取りで窓から落下!」という自分のイメージ記事が頭に浮かび、すっかりヤル気を無くしたのです。
 もうこうなったら植木屋さん頼みだと、まずは区役所のシルバー人材センターに連絡すると、「職人が高齢者なので登れる高さの規定あり、柿取りは無理」とバッサリ。次に探した造園会社は「こんなに高い木の柿取りは危険。伐採だけならツゲ、サルスベリなど合わせて3本で10万円」との予期せぬ見積もりに仰天却下。最後に望みをかけて、折込チラシの植木屋さんに連絡を取ると、「柿取りOK、他の木を伐採しても、込みで4万円」という、地獄で仏に出会ったような良心的な職人さんが一人でやってきたのです。
 そして、あっという間にヒョイと幹に命綱を掛け、スルスルと登っていくではありませんか!そしてその収穫数、なんと100個!感激のあまり30個くらいを帰りがけにお裾分けすると「柿食うと血糖値が上がりますんで、いらないっス」と一言残して軽トラで颯爽と帰っていきました。

 日本一を思わせる柿取り名人の技に「これこそがプロの流儀」と、最敬礼でお見送りしたのは言うまでもありません。

 
映像:坂口行雄
文と写真:町田香子

 

 

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秋の利き酒 大会参加!  

 

 

 秋の味覚の中でも、日本酒党にはたまらない「しぼりたて」や「ひやおろし」の秋酒の季節となりました。埼玉県熊谷市の「権田酒造」さんから、4年ぶりの「清酒・熊谷直実」7種の利き酒大会開催の吉報が届き、往復5時間・滞在時間2時間の強行軍もなんのそのと参加してきました。
 実は、ここ権田家を切り盛りする女将が、学生時代の後輩なのです。彼女から、杜氏である夫と息子さんたちが寝る間を惜しんで酒を作り上げる行程を聞けば、日本酒に強くない私でも感動ものです。そして、利き酒大会のあとに振舞われる地産地消の食材を使った手作りの天ぷら、煮しめ、カボチャサラダなどは絶品で、これを目当ての参加者も多いのです。
 利き酒大会のルールは、まずAテーブルの7種を飲み、次にBテーブルの7種を飲んで同一の酒を味や香りで当てるというものですが、7種×2回では、たとえ少量ずつでも、私は酔いがまわってきて、利き酒もどこへやらです。50人の参加者からも良い調子になった方々が「柿ピーがほしい!」、「この酒が一番うまい!」、「立ち飲みの気分だ!」などなど、大きな声の一人言の可笑しいことといったら!私語禁止も破り、ワイワイガヤガヤと隣り合わせの人と話せば、元校長先生や、住職や看護士さんだとわかり、いかに地元の「直実」が愛飲されているのがわかりました。
 はてさて、帰りは熊谷駅前にそびえ立つ、源平合戦で名を馳せた熊谷直実像に「日本酒で足を取られず無事に帰れますように」とお願いし、湘南新宿ラインに飛び乗りました。結局車内でも、お土産の山菜料理をツマミに同期のワイン好き女子とビール好きな私とで乾杯、ホッと一息つきました。ちなみに、あとでわかったのですが、7種のうち私が一番美味しいと感じたのは「直実の大吟醸」で、一番値が張るものでした。一瞬、利き酒師の道が浮かびました・・・。
 
 
映像:坂口行雄
文:町田香子

 

 

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